北海道でセルフビルドの家づくりをされているお客様より、薪ボイラーについてのお問い合わせをいただきました。
極寒の地でも快適に!薪ボイラーで実現する暖かな暮らし
北海道でセルフビルドの家づくりをされているお客様から、薪ボイラーの導入について、ご相談をお受けいたしました。
実は、これから家を建てる方や、セルフビルドに挑戦される方からのお問い合わせは少なくありません。弊社は導入が1年以上先の計画段階からご相談を承っています。CADデータの提供など、設計に役立つサービスもございますので、お気軽にお問い合わせください。
今回のお客様はお住まいが外気温が-25℃にも達する厳しい環境とのことですので、設置環境の重要性についてお伝えいたしました。
その中からいくつかピックアップして、寒冷地での薪ボイラー導入についてお役立ちの情報をお届けします。
1. 寒冷地での設置のコツ
基本的には、風の当たらない納屋や車庫内への設置をおすすめしています。
屋外設置の場合は、風除けの囲いを設けることで、保温性が向上し、薪焚き作業の労力も軽減できます。
2. 煙突は断熱二重煙突を使用
外気温が極端に低い環境の場合に断熱二重煙突をおすすめしております。
弊社薪ボイラーは安価なシングル煙突でも利用可能ですが、断熱二重煙突を使用することで、ススやタールの発生をより少なくし、燃焼効率も向上することができます。
3. 凍結対策の重要性
厳寒地では凍結対策が必要となります。
弊社の薪ボイラーは、タンク内に貯めた水をそのままお湯として使用する構造です。そのため、外気温-5℃以下かつ湯温が低い日には、配管だけでなくタンク内の水抜きなどの対策が必要になることがあります。
4. 不凍液を使用した新しい選択肢
イレギュラーな方法ですが、不凍液を使用した給湯システムをお選びいただけます。
今回のような極寒の環境では、凍結対策が日常作業となりかねません。不凍液を使用した給湯システムにすることで、タンク内の水抜きが不要となり、より快適にご利用いただけます。
この給湯システムを採用する場合には、使用機種は熱交換コイル内蔵タイプのEB-120FWまたはEB-300FWとなります。
5. 暖房システムとの連携
不凍液を採用した給湯システムでは、給湯だけでなく不凍液を使用した暖房が可能です。
床暖房やパネルヒーターといった快適な温水暖房にご利用いただけます。薪ボイラータンクが密閉構造なので、暖房システムはより熱が逃げにくい密閉回路をお選びいただけます。
6. 灯油バーナーを使って快適な薪焚きに
弊社製品には灯油バーナーを取り付けることができます。
もともと薪が燃えやすい構造の製品ではありますが、灯油バーナーがあることで、日々の薪着火が楽になります。
さらには、薪焚きが厳しい日でも、灯油だけで湯沸かしができます。
寒冷地での薪ボイラー導入についてのお役立ち情報をお読みいただきありがとうございました。
厳しい寒さの中でも、暖かく快適な生活を実現する薪ボイラー。設計段階からのサポートで、あなたの理想の住まいづくりをお手伝いします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
カタログはこちらより閲覧可能です。
どうぞご活用くださいませ。